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古川 智弘*; 吉田 英一*; 加藤 章一*; 小峰 龍司*
ASME PVP96 & ICPVP8, 0 Pages, 1995/00
本会議では316FR鋼の高温強度特性に及ぼすNa環境技術課の影響で、ミクロ組織解析に基づいた評価結果を発表する。316FR鋼のNa中クリープ強度が千一万時間程度の破断時間域で大気中のそれと比較して低下し、また、同鋼のNa中疲労強度が、大気中のそれと比較して低ひずみ範囲側で低下するというSUS304では認められなかった傾向を示した。これら強度低下の要因について、Na接液面近傍の組織形態に着目したミクロ組織解析を行い、Na接液面近傍における組織変化に伴う結晶粒界の弱化が、表面き裂の早生に寄与することを明らかにした。また、316L(N)鋼についても検討し、実機で考慮すべき低応力・長時間保持のクリープ疲労条件下では、これらNa環境に起因する表面き裂の発生よりも、内部の粒界キャビティーの生成・合体に基づくき裂発生が強度を支配することから、Na環境の影響は小さいことを明らかにした。